ローラチェーン用スプロケットの設計

ローラチェーン用スプロケットの設計

形式

基本形式として、次の4形式があります。
平板形(A形)
片ボス形(B形)
両ボス形(C形)
ボス分離形(D形)

各部寸度の一般式

\(p\):ローラチェーンのピッチ
\(d_{1}\):ローラチェーンのローラ外径又は、ブシュ外径
\(z\):歯数
\(d\):ピッチ円直径
\(d=\cfrac{p}{\sin\cfrac{180^\circ }{z}}\)
\(da\):外径
\(da=p(0.6+cot\cfrac{180^\circ }{z})\)…概略値
\(df\):歯底円直径
\(df=d-d_{1}\)
\(dc\):歯底距離
偶数歯の場合 \(dc=df\)
奇数歯の場合 \(dc=dcos\cfrac{90^\circ }{z}-d_{1}\)
歯底距離公差 \(0\sim -0.001pz+0.08\)
ピッチ円直径(\(d\))は次表により求めて下さい。
次表は\(\cfrac{1}{\sin\cfrac{180^\circ}{z}}\)の値を示していますので、必要なスプロケットのピッチ円直径は、次表の係数にチェーンのピッチを掛けることで求められます。
スプロケットのピッチ円直径を求める係数
歯数
z
ピッチ円
直径係数
歯数
z
ピッチ円
直径係数
歯数
z
ピッチ円
直径係数
歯数
z
ピッチ円
直径係数
62.0000319.88455617.84478125.7895
72.30483210.20235718.15298226.1078
82.61313310.52015818.47108326.4260
92.92383410.83805918.78928426.7443
103.23613511.15886019.10738527.0625
113.54953611.47376119.42558627.3807
123.86373711.79176219.74378727.6989
134.17863812.10966320.06188828.0171
144.49403912.42756420.38008928.3354
154.80974012.74556520.69829028.6536
165.12584113.06356621.01649128.9718
175.44224213.38156721.33469229.2900
185.75884313.69556821.65289329.6082
196.07554414.01756921.97109429.9264
206.39254514.33567022.28929530.2450
216.70954614.65367122.60749630.5628
227.02664714.97177222.92569730.8811
237.34394815.28987323.24389831.1994
247.66134915.60797423.56209931.5177
257.97875015.92607523.880210031.8360
268.29625116.24417624.198410132.1543
278.61385216.56227724.516610232.4726
288.93155316.88037824.834910332.7909
299.24915417.19847925.153110433.1091
309.56685517.51668025.471310533.4274

横歯形

歯幅・全歯幅の寸法許容差
歯幅
及び
全歯幅
3以下3をこえ
6以下
6をこえ
10以下
10をこえ
18以下
18をこえ
30以下
30をこえ
50以下
50をこえ
80以下
80をこえ
120以下
120をこえ
180以下
180をこえ
250以下
250をこえ
315以下
315をこえ
400以下
400をこえ
500以下
寸法許容差0 - 0.250 - 0.30 - 0.380 - 0.430 - 0.520 - 0.620 - 0.740 - 0.870 - 10 - 1.150 - 1.30 - 1.40 - 1.55
歯底円直径・歯底距離の寸法許容差
歯底円直径
又は
歯底距離
127以下127をこえ
250以下
250をこえ
315以下
315をこえ
400以下
400をこえ
500以下
500をこえ
630以下
630をこえ
800以下
800をこえ
1000以下
1000をこえ
1250以下
1250をこえ
1600以下
1600をこえ
2000以下
2000をこえ
2500以下
2500をこえ
3150以下
寸法許容差0 - 0.250 - 0.30 - 0.320 - 0.360 - 0.40 - 0.440 - 0.50 - 0.560 - 0.660 - 0.780 - 0.920 - 1.10 - 1.35

歯底の振れの許容値

  • 歯底の振れとは各歯ごとに歯底にインジケータを当てたときの読みの最大と最小の差をいう。
  • 横振れとは歯底の近くの側面にインジケータを当ててスプロケットを回転したときの読みの最大と最小の差をいう。
歯底円直径
(df)
90以下90超
190以下
190超
850以下
850超
1180以下
1180超
歯底の振れ0.150.0008×df+0.080.76
横振れ0.250.0009×d1+0.081.14
スプロケット横歯形寸法度表
単位(mm)
RK
チェーン
番号
各列多列最大歯幅
ピッチ
P
ローラ径
d1
内リンク
呼称幅
b1
面取り深さ
(参考)
h
面取り幅
ba
最小面取
半径
rx
横ピッチ
Pt
単列2,3列4列以上
bf1
256.350※3.303.103.20.86.46.42.882.812.76
359.525※5.084.684.81.29.510.14.354.264.17
4112.7007.776.256.41.612.7-5.81--
4012.7007.927.856.41.612.714.47.306.176.99
5015.87510.169.407.92.115.818.18.938.748.55
6019.05011.9112.579.52.519.022.811.9411.6911.44
8025.40015.8815.7512.73.325.429.314.9614.6514.33
10031.75019.0518.9015.94.131.735.817.9617.5817.20
12038.10022.2325.2219.05.038.145.423.9623.4522.95
14044.45025.4025.2222.25.844.448.923.9623.4522.95
16050.80028.5831.5525.46.650.858.529.9729.3428.71
20063.50039.6837.8531.78.363.571.635.9635.2034.44
※印はブシュドチェーンですので、\(d_{1}\)はブシュ径となります。

ローラチェーンの使用限界

ローラチェーンを長期に渡り使用すると、ピンとブシュの相互の摩耗により伸びが生じ、ピッチが長くなりスプロケットの噛み合わせの限度に達して使用不能となります。
この限界はチェーンのピッチの大きさに関係なく、スプロケットの歯数のみの函数となりますので、歯数の大きいスプロケット程小さな伸びで離れ易くなります。
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